平成14年11月14日、七都県市首脳会議(座長 東京都知事 石原慎太郎)から次のような要請がありました。

平成14年11月14日 

社団法人 東京都中小建設業協会
会長  吉 田 建 三 様

ディーゼル車規制実施に向けた協力について(要請)

埼玉県、千葉県、東京都及び神奈川県の条例で、ディーゼル車排出ガス規制(平成15年10月施行)が定 められるなど、首都圏における大気汚染の改善に向けて、七都県市は連携して取り組んでいます。平成14年6月には、七都県市共同の粒子状物質減少装置の指 定制度が創設され、すでに14社37型式のDPEや酸化触媒装置が指定されています。 粒子状物質減少装置には、硫黄分50ppm以下の軽油を使用条件と するものがありますが、低硫黄軽油は、当初予定されていた平成16年末からの供給を前倒し、平成15年4月から首都圏及び全国で供給が開始されます。ま た、既に本年9月から都内の一般給油スタンドの一部で供給が開始されるなど、規制への対応を推進する条件が整いつつあります。 約1年後の条例施行に向け て、貴団体におかれましては、規制の周知とともに最新規制適合車への買い替えや粒子状物質減少装置の装着等の対応について、また、条例に基く荷主等の責務 として、取引関係事業者についても規制対応の要請等について、一層の御協力をお願いいたします。

七都県市首脳会議
座長 東京都知事 石 原 慎太郎
埼玉県知事 土 屋 義 彦
千葉県知事 堂 本 暁 子
神奈川県知事 岡 崎   洋
横浜市長 中 田   宏
川崎市長 阿 部 孝 夫
千葉市長 鶴 岡 啓 一

なお、東京都では来年10月からのディーゼル車の排ガス規制に向けて、これから事業者等を対象に説明会を実施する計画 だそうです。古い車は場合によっては新規に買い替えの必要が出でくるし、又は減少装置を付けなければクリアーできない車も有るようです。いずれにしても、 補助の制度が手厚くされておりますので、よく研究して補助が受けられるようにしたいものです。