〇都中建が「中小建設業再生のために」を纏めた。先ずは委員の皆さんにご苦労様と申し上げたい。それにしても中小建設業に明日はあるのかとあらためて考えさせられた。

〇同札クジ引き24.8%、これは東京都財務局契約、平成14年度の実績、今はもっと増えているだろう。これに事務所契約をいれた場合、これはもう抽選会であって、入札とは云えないのではなかろうか。

〇新しいユニットプライス積算方式というものが試行されるという。今までの積上げによる積算に代えて、過去の実績、データから積算しようというものだ。全体の3割近くが同札クジ引きという入札実態の中で、適正なデータが得られるかどうか、不安が一杯。

〇新分野進出ということで民間の仕事を開拓しつつある会社がある。今のところ仕事はあるが儲けは少ないという。しかし、仕事がないと嘆くよりはましだろう。頑張れ進出会社。

〇新分野でもう一つ。今、自治体では事業の外部委託が行われようとしている。掛け声ばかりで、実態はあまり進んでいなかったが世田谷区の道路緊急点検と か、大田区で道路、公園の維持を地元で請けるというような話も聞く。都中建の各支部も頑張って、地元自治体と交渉し、成果を挙げてはどうだろう。

〇前広報委員長、本欄担当でもあった岡崎道彦さんのご冥福をお祈りします。

都中建広報委員会副委員長
豊 田  剛